素人サブカル批評

草映画ライターとして映画評論。たまに他のサブカル評論。

バカ映画時報第3弾

バックナンバー第3弾

 

『007 スペクター』
久々に聞いたよスペクター。往年の名悪役軍団だよ。
つまるところ、ポケモンロケット団であり、仮面ライダーのショッカーだよ。
でもね、ここで大問題。ストーリーほぼ覚えてないの。
たぶん、ボンド人を殺す→セックス→殺す→セックス→殺す→セックスという話なはずだ。というか、007シリーズはそれだけで成り立っている。暴力セックスの映画。
あとはガジェットね。最初はミサイル飛ばせて喜んでたはずなのに今やアストンマーチン型水陸両用戦車の様相ですよ。
007にはハズレはないと思うのね。
童貞が心躍るパンチ、おっぱい、メカが出てくるので100人切りでも心は童貞の諸君は要チェックだ。

 

『マネーショート』
ブラピ映画。ブラピはアンジーの影響によって社会的なことを考え始めたらしい。喧嘩クラブの精神的支柱として摩天楼に大規模テロを起こし、ラスベガスのカジノの金庫から巨万の金を窃盗していた人間とは思えない。
この映画でも時代を流すのに写真フラッシュでサブミリナル的にアメリカを批判する。この思考停止タイムの観客を洗脳する手段は数年前の『ジャッキーコーガン』から何も変わっていない。ついでに言えば、最後のセリフが異常に説教くさくて「それこいつが思ったことじゃないじゃん。ブラピの意見じゃん。というかもっと言えば、アンジーの意見じゃんか。」と思わせてしまうのが、この映画の良くないところ。

 

『オデッセイ』
ポテト!この一言で映画を語れる。
ポテトSFという新ジャンルを確立した今作。マット・ディモンはポテト愛で苦境を乗り切ります。
そして観客にポテトの魅力を刷り込み、鑑賞後にはポテト教の一員になっている。
蒸しポテト最強、ケチャップ最強。ついでに精神安定剤最強。
ポテトはマットを救う。マットだけではない。人類を救う。
ポテトは神だ。
というメッセージ性を感じざるをえない。
ただ、後ろの方でポテト神の影が薄くなるので少し寂しい。
その日の夕食?当然ポテトですよ。

 

『ヘイトフルエイト』
タランティーノ監督最新作。
タラちゃん西部劇を2連発してるね。
タラちゃんらしい、掛け合いとかテンポの良さは健在。
あと「痛い痛い痛い痛い!!!」ってなるタイプの暴力描写も健在。
でも、掛け合いという意味では掛け合ってるけども、掛け合いが中途半端になって、結果サスペンスの部分がおろそかになるという…まあ無意味な掛け合いのテンポ感を楽しめるタラちゃんファンの皆さんは見に行けば良いのではないでしょうか。