素人サブカル批評

草映画ライターとして映画評論。たまに他のサブカル評論。

バカ映画時報第2弾

facebookバックナンバー第2弾

 

『TED2』
前作が大きな話題になった『TED』の第2弾。
前作よりもやや先鋭化したブラックジョークと下ネタは良い。
クソふざけた世界の中に社会性とか、同時期公開の某恐竜映画の1作目のパロディをぶっこんだりとやりたい放題。でも基本はふざけているので、ふざけた映画であることに変わりはないし、どんなに社会性を発揮しても、そもそも主人公テディベアだし。
コメディ映画は映画館の良さがわかるよね。みんなが笑うシーン、分かった人だけが笑うシーンなどがあってね。

 

ジュラシックワールド
ストーリーはない。なんちゃってヒューマンドラマとなんちゃって家族愛となんちゃってラブストーリーをやってる感じ。
ただ、そんなことは大した問題ではなく、この映画の主人公は恐竜なので、ダイナソードラマさえあればいい。
恐竜はリアルだし、戦闘シーンはそれなりに派手だし、海の恐竜最強だし、と恐竜が出てくるシーンだけ見ておけばオールオッケー。

 

進撃の巨人後編』
前編が最高だったから、少しは期待していったんだけど、ちょっと微妙に。
エロ・グロが皆無になって、バイオレンスがすごく小さな規模になってる。
なんかよくわからないほんわかラブストーリーが織り交ぜられた結果、全体として話が緩んでる。
そもそも巨人がほとんど出てこない進撃の巨人って…って思うのは俺だけなのだろうか。

 

『M:I: ローグネーション』
トムさん映画の新作。
トムさんの映画の条件として、
・トムかっこいい
・トム強い
・トムモテモテ
の3つを充していることが重要になってくる。トムかっこいいに関しては人それぞれだと思うので置いとくとして、トム強いに関してはトムの歳を感じさせる。そろそろアクションをノースタンドでやるとおじさんスピードになってしまっている。トムモテモテかどうかというと、振り回しに振り回した女スパイが最終的に大したロマンスもなく去っていくので、ちょっと分かりずらい。
話はスパイものなのでとてもワクワクするのだが、全体としてはトムおっさんになっちゃったよ、映画だね。